しばらく開いてしまいましたが肩関節唇損傷の手術から1年4ヶ月経ちました。前回の投稿(4月)では肩を動かしすぎてしまって痛めてしまい不安な日々を過ごしましたが、結果だいぶ良くなっています。
そして今日は手術していただいた先生にMRIを見てもらったところ完全にくっついているということでした〜!パチパチ ただ、手術時に肩を開けてみたところ、腕側の肩の軟骨が完全になくなっていて、MRIを撮るとそこに影がありました。その影の原因は、手術の際にそのなくなってしまった軟骨の部分に刺激を与えて骨の再生を促し、現在そこが再生中で影が映っているのかもということでした。再生の際の液?がMRIで映る様です。素人が聞いた専門的な話なのでちょっと違うかもしれませんが、ようは、先生が先手先手を打ってより良い回復方向に向かわせてくれたということだと思います。 年のため半年後にもう一度MRI撮りましょうということでした。 現在はクライミングも完全に再開しています。なんなら怪我前よりも強くなっている気すらします。怪我の功名とはこの事ですね。 手術したこの1年間もったいない時間ととるか、意味のあった時間ととるか。僕は後者でした。見ていただいた先生方に感謝しきれません。 これからもたくさん登ろう!
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by timmy-climber
| 2021-09-22 17:36
| 肩関節唇損傷
今日は手術後9カ月の検診。
肩関節唇の手術をして9カ月。クライミングは結構しています。2カ月前に言われたように片手でぶら下がることはしてません。しかし、徐々に負荷をかけてのトレーニングをしていくはずだったのに、かけすぎてしまった為ここ1カ月で2度、術後の肩を痛めました。 1回目は遠いアンダーホールドを抑えて体を支える動きで痛めました。毎度思う、やってしまった!という気持ちで焦りました。横方向から左腕を挙げると、三頭筋が痛みがでて上げられなくなりました。4日ほど完全休養して自重のインナートレーニングを行っていたら痛みも消え、クライミングを再開できました。怪我しても学ばないというのこうゆう事です。 2回目はその翌週。またトレーニング再開と意気込んで、3日連チャンで登り(2日間は軽め)3日目にいつもより強い負荷の課題を何度もトライしてしまいました。 その日の夜から怠さと痛みが出てきて、これもまたやっちまった!と焦りつつ、今日の診察を迎えました。4日間完全レストをしたおかげで、だいぶ痛みは無くなったのですが若干の違和感が残っている感じです。当初は肩は挙がるけど緩い感じがするのと三頭筋の内側に違和感を感じる痛みでした。そして4日たって今日に至ります。後日この文章を読んで、そんな事もあったなーと思えることを願います。 先生からは、そこの痛みだったら大丈夫!とポジティブに言ってくれてのでちょっと安心しています。 今後、痛みが出たらレストはするに越したことは無いけど、アクティブレストをしましょうと言われました。要するに軽めに動かすと言った感じですね。 1度ならず2度も痛くなってしまったのは、本当に自分の愚かさを感じます。やり過ぎは良くないのにやってしまうという、クライミングが楽しすぎるというのも1つの大きな悪の要因です。 2度と手術はしたくないので自制心をしっかり持ってトレーニングしていきたいと思います。 次はまた2カ月後に検診です。 その間に何度肩を痛め、不安になるのか…。いや、今回ばかりは傷めることは絶対しません、、、ぜったい
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by timmy-climber
| 2021-04-28 17:47
| 肩関節唇損傷
久し振りに長いアルパインルートを登り、とても充実したのでたまには山行記録でも書こう思い、記録を残します。北穂高滝谷C沢右俣奥壁雲表ルートの記録です。 滝谷の最奥の壁と言っても良いくらいC沢を詰めて行き、トポ上では5ピッチⅣA1ルートになります。どのピッチも面白くて、楽には登れないこのルートですが、残置無視で行けたらもっと充実するだろうなと思いました。僕には無理でしたが。。。以下記録です。 日時:2021年3月24日 【概要】 避難小屋から取り付きまではデブリをアプローチする。3日前までサラサラでアプローチがかなり楽だったらしいが、この2日間でデブリができたようだ。 雄滝は半分ほど露出していたが、ロープを出すほどではなかった。その上の滑滝も露出していた。滑滝をまで見たのは初めてだった。 合流点からはデブリもなくなり、良く締まった雪面をアプローチしていく。C沢とB沢の合流点に先行パーティーのデポ品を確認し、C沢を詰めていく。ここら辺りから、陽が差し込んでくるが、危険箇所は早々に通り過ぎたので問題ない。途中、4尾根を登るパーティーが保坂くんと、塩谷くんのパーティと判明。 C沢奥壁はどん詰まりまで詰めていくと、周りを迫力ある岩壁に囲まれる。ここが取り付きになる。雲表ルートは真正面の凹角。 ![]() ラインは2つ取れそうだが、プロテクションの取れそうな右のラインを攻めることにした。 ちなみに人工のダイレクトルート?は凹角のすぐ脇にあり、リングボルトが連打されている。 順番は恒例のじゃんけんで。リード順は種石〜青木の順になった。
1ピッチ目 Ⅳ+:種石リード35m(フォローの青木の感覚での記錄) 出だしから脆そうで思った以上に悪い。プロテクションも取りづらそうだったが、的確にランナーを取り、徐々に高度を上げていった。アックスは草付きに刺し、充分に刃が効いている箇所を選びながらズリズリと這い上がっていく。一箇所狭いムーブを起こす。ここが脆い岩と泥とが混雑して、目や口に入りむせる。最後に左へトラバースするところがハイライト。ここぞというところに残置ハーケンが叩き込まれていて、先人の方、分かっていらっしゃる!と敬意の念を込めてヌンチャクを回収した。 ![]() 2ピッチ目 Ⅳ A1:青木リード55m トポでは「氷のスラブを〜」と表記されているが、氷はほぼなく、アイゼンを削らないようにスラブに立ち込む。といってもそんなシビアなスラブではない。ハング部分を左から超えていくところで少々トリッキーな感じになるがここもなんてことはない。核心と思われるクラックはトルキングとフッキングを駆使しながら登っていく。先人の残していった残置ハーケン達は錆つき、ひん曲がっているもの達が多いが、耐えてくれそうなものにヌンチャクをかける。最初は残置無視で行ってみようと思っていたが、早々にクリップしてしまったので先人の恩恵に感謝しながらフリーでの突破を試みた。久しぶりのドキドキとワクワクとピリッとくる感覚が思い出されて、これこそ求めていたもの!と37歳を手前に子供の頃に夢中になった木登りの感覚が嬉しくてたまらなくなった。核心はこのクラックへのトルキングかと思っていたが、本当の核心は草付きへのダブルアックスであった。高度感もありアックスが抜けそうで足も悪く、神経を擦る。意識をアックスの先端とアイゼンの先端に集中させ、スタンスのアイゼンの刃が動かぬようにハイステップをする、現在の言葉でいうなら「全集中の呼吸」もしくは「領域展開」といったとこだろう。今シーズン最初で最期の本気ムーブを起こして突破した。傾斜が緩くなったところでさらに15mほど伸ばし眺めのいい岩の上でビレー点をとった。 ![]() 3ピッチ目Ⅳ+:種石リード60m(フォローの青木の感覚での記録) 露出した傾斜の緩い岩を上部に聳える立つ岩壁に向かって登っていき、流れるように右上し、薄氷のベルグラのコーナーを登っていくルート。 右上するコーナーのベルグラは、滝谷の最上部にこんなコーナーがあるのか!とちょっと感動してしまった。氷がバッチリ張り付けば快適なベルグラの登攀になるだろうが、今回は少し薄すぎた。左のコーナーからカムやトライカムなどでプロテクションをうまく取り突破していったようだ。薄氷に乗せたアイゼンの刃は氷の壊し、体幹と前腕でフォールに耐える。的確にプロテクションを取っていくのはもはや職人技である。ここもリードだったら燃えること間違いなし! ![]() このピッチで2ピッチ分稼ぎ、実質3ピッチの登攀でロープを解く。縦走路に17:30着。松濤コルから下降。松濤のコルまでは縦走路を北穂方面へ向かい、×(ばってん)マークの岩から右へ回り、急な雪壁のトラバース。その後、一回懸垂をして松濤のコルに降り立つ。P1の尾根を跨いでC沢左股最上部に合流しそのまま忠実に沢を下っていく。安全に下山に至る。露出した滝は安全を考慮して懸垂下降。避難小屋から新穂高までダラダラと歩き、駐車場に着いた頃にはへばっていた。よい登山だった。 #
by timmy-climber
| 2021-03-28 22:47
| アルパインクライミング
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